2022.08.12
【コラム】今更聞けないPDCA
当たり前にやるべきことをやる
成功する為にやるべきことが分かっていて、その当たり前にやるべき事を当たり前に出来ているという方はどのくらいいますでしょうか?実際そのように動けている人はかなり少ないと思います。ですがほんの一握り成功者は必ず自分がやるべきことを理解し実践しています。とにかく愚直に実践し続けているのです。そんなことを言っても何をすればいいかよくわからない。そんな声も聞こえてきそうですがほんとにそうでしょうか?
実は成功する為に自分が何をすべきか、ホントはわかっているけど実践できない、継続できないという場合がほとんどなのです。「知ってる、出来る、やってる」という3つのことばがありますが、この3つの段階のどこにいるかで全く結果が異なってくるのです。何をやれば成功できるのか知っている、そしてやろうと思えばそれを出来る、ではそれを実践してるやってる、という人がどれだけいるか。知ってる、出来るという段階までは誰でもいけるがやってるという段階まで出来ている人はほとんどいない。それこそほんの一握りの成功者だけが実践できている。というよりこの誰でも知っている、出来る事をやり続けられる人が成功者になることが出来るのである。
例えばダイエットを事例に考えてみましょう。現代社会では成人の多くが運動不足、太り過ぎという問題を抱え痩せたいと思っている。では痩せるためには如何すればいいのか?運動すれば痩せるという事は誰もが知っています。そしてやろうと思えば運動をする事は出来ます。ですが実際に運動をしている人はほとんどいません。この運動習慣を実践し続けられている人だけが体型を維持することが出来るのです。
話を経営に置き換えてみましょう。企業経営で成功するためには何をすればいいのか?この点に関してはやっている事業も業種も業態も規模も地域も様々で何か1つ明確な答えがあるというわけではありません、ですが、全ての企業に共通してこれをやればうまく行く。というものがあります。それは、PDCAを高速で回し続ける事です。
PDCAって言うとなんとなく安っぽく聞こえるので軽視されているように感じますが逆にこれをせずにうまく行く事などあるのでしょうか?
PDCAって何?
PDCAって何なのって方もいるかもしれないので一応中身を簡単に説明しておくと、PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(測定・評価)、ACTION(対策・改善)の略です。今は時代の変化が非常に速いため計画してる間に時代が変わっちゃうからとにかくDOだって言ってDCAだけやればいいとかDO、DO、DO、DOだって方もいますけど、やっぱりPも必要不可欠です。Pは計画っていう捉えられ方をすることが多いですが、私はここは計画ではなく仮説と捉えていて、どうすればうまく行くか、という事を仮設して、実践してみて、結果を検証して、改善する、仮設実践検証改善のプロセスをPDCAと呼んでいます。
特に新規事業の立ち上げなど行う際には当初思い描いていた通りに何の問題もなくストレートでうまく行くなんてことはなく、うまく行っている事例を見ても決してそんなことは無く、事業を成功させるために最大限の努力をして、うまく行かなければその原因を究明して改善してという方向転換を高速で繰り返しながら少しづついい方向に進めていっているのである。成功のための最大限の努力をするなんてことは当然としてそれでもうまく行かないという前提で考えておくぐらいでちょうどいいと言えるかもしれない。
そうは言っても多くの人はこれをやれば絶対にうまく行くという絶対的な答え(つまり楽して成功できる方法がある)があると思っていて、誰もが知っているし実践しようと思えば出来る地道な努力をするのではなく楽して成功できる裏技を探し続けているのが現状である。しかし、そんな方法はないため10年経っても20年経っても成功とは程遠い状態にある会社が多い。地道な努力を積み重ねて成功する事でやれることはどんどん増えていき、その中に裏技的な手法がある事もあるがいきなりその裏技部分だけを使ってうまく行くなんてことは出来ないのです。
成功する人、しない人の違いは実はこの実践するかしないかの小さな差だけなのである。とにかく成功するまで手を変え品を変えやれることをやり続ける。そうすることで少しづつ成功に近づいていく事が出来るのである。
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