2023.06.21

【倒産】法人化するなら絶対知っておくべきこと!知らずに法人化はマジでヤバいです。。

今回は経営者が把握すべき数字の重要性、そして1年以内に倒産する社長の特徴を解説していきます。

「数字は税理士や経理に任せればいい!」と思っている社長がいますが、本当にそれで良いのでしょうか?

結論から言うと、マズイです。それでは経営は100%上手くいきません。

継続的に上手くいっている社長は絶対と言い切っていいほど数字に強いです。
社長が数字に弱いと会社が倒産してしまったり、社長個人としても自己破産してしまったり…。こんなことが簡単に起こってしまいます。

倒産する社長の傾向について知っておくことはとても重要です。
今回は1年以内に倒産する社長の特徴7選を解説していきます。
これから経営者を目指す個人事業主の方や経営者の方はぜひ参考にしてみてください。

1. 経営者が把握すべき「数字」の重要性

1.1 なぜ社長自身が数字を管理しなければならないのか

まずは数字を把握することの重要性をお伝えします。

数字の管理が重要な理由として、それが企業の健全な経営と成長を左右するからです。経営者自身が数字を理解し、それに基づいた決断を行うことで、事業の進行と企業全体の方向性が正しく進むのです。例えば、売上が増えているからと安心していたら、結果的に利益が出ていないなんてこともあり得ます。それは、数字の一部だけを見ていたからこそ陥る落とし穴。社長自身が全体的な数字を把握することで、このような事態を未然に防ぐことができるのです。

1.2 経理や税理士に任せきりは危険な理由

専門家に任せること自体は悪いことではありません。しかし、経営者が全てを任せきりにしてしまうと、自身が経営状況を理解できなくなる恐れがあります。専門家はあくまで補佐の役割。最終的な決断は経営者自身が行うべきです。また、税理士が提案した節税策に無知識のまま頼ってしまうと、節税を優先するあまり、会社のキャッシュフローを圧迫する結果を招く可能性もあります。

1.3 数字に強い社長が継続的に成功する要因

数字に強い社長が成功する理由として、正確な経営判断が挙げられます。数字を理解することで、企業の財務状況や事業の進行度合いを的確に把握でき、それに基づいた決断ができるからです。たとえば、資金繰りの管理ができる社長は、必要な投資をするタイミングや、借入が必要になる可能性を予測できます。

1.4 数字に弱い会社は、倒産、自己破産のリスクが大きい

一方、数字に弱い社長の場合、見えないリスクを抱えている可能性があります。たとえば、利益が出ているように見えても、実は過度な借入による利息が原因で、結果的には赤字になってしまうなど、数字の全体像を見落としてしまうリスクがあります。また、節税のために資金を減らす行為が、資金繰りを圧迫し、最悪の場合、倒産につながる可能性もあります。

2. 1年以内に倒産する社長の特徴

1:節税を重視する人

会社に残るキャッシュの重要性

節税を重視すること自体は問題ではありませんが、それが会社に残るキャッシュを減らす原因となってしまう場合は要注意です。キャッシュフローは企業の生命線。会社が資金を持つことは、未来への投資や突発的な出費に対する対策、さらなる成長のためには欠かせない要素なのです。

節税の落とし穴と誤解

節税策は短期的には利益を出す手段ですが、長期的に見るとキャッシュフローを圧迫し、企業の成長を阻む可能性があります。節税が全てではなく、経営のバランスを見失わないようにしましょう。

納税と成功企業の関係

納税は企業が利益を上げ、社会に貢献している証拠です。納税が多い企業は、それだけビジネスが成功しているとも言えます。節税に走るよりも、どうすれば利益を増やすことができるかを考え、その結果として適切な納税をすることが、経営者として求められるべき姿勢と言えるでしょう。

2:数字に弱い人

数字の理解が経営における必要性

経営において数字を理解することは不可欠です。売上だけではなく、利益、キャッシュフロー、負債といった様々な数字を見て判断することで、経営の健全性を保つことができます。また、数字に強くなることで、事業の成長戦略を立てたり、リスクを未然に防いだりすることも可能になります。

財務状況把握の重要性

会社の財務状況を把握することは、会社がどのような状況にあるのか、何が必要なのかを理解するための基本です。利益が出ていてもキャッシュフローがマイナスだと、会社の運営は難しくなります。また、負債が増えていくと、将来的に会社の存続が危ぶまれます。

黒字化への道筋と社長の役割

社長として、どのようにすれば利益を増やし、キャッシュフローを良くし、負債を減らすことができるのか、その道筋を描くことが求められます。そのためには、経営の全体像を把握し、適切な判断を下す能力が必要となります。

数字に強くなるための学習方法と情報ソース

数字に強くなるためには、まず会計の基本を理解することが大切です。財務諸表の読み方を学び、自社の財務諸表を分析することから始めましょう。また、専門家の意見を聞いたり、経営に関する書籍を読んだりすることも有効です。情報は多角的に取り入れ、理解を深めていくことが大切です。

3:他責志向

社長の問題認識と他責志向の危険性

問題が起きたとき、それが自分の責任だと認識できる社長は強いです。それは自分で問題を解決しようとする力があるからです。しかし、他人のせいにする他責志向は危険なサインです。結局、他人の行動はコントロールできないのですから。

自己責任と問題解決への取り組み

問題を解決するためには、まず自己責任を持つことが大切です。そして、問題の原因を探り、それを解消するための策を練ることです。そのプロセスを通じて、会社は成長します。

4:芯がない人

一貫した経営方針とその重要性

経営方針は、会社がどの方向に進むべきかを示す大切な指針です。一貫した経営方針がないと、会社の進む方向がブレやすく、結果的に社員もお客様も混乱します。

芯のある社長と数字に対する理解

芯のある社長は、一貫した経営方針をもとに数字を読み解きます。その数字が示す現実を理解し、必要な改善策を練ることで、会社を成長させます。

5:売上至上主義

売上追求と資金繰りのバランス

売上を追求することは大事ですが、それだけでは会社は成長しません。売上と同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが、しっかりとした資金繰りです。資金繰りが安定していないと、会社は倒産のリスクと直面します。

売上と実利益の違い

売上だけでなく、実利益も重要です。売上が高くても、利益が出ていなければ、会社は継続的な成長が難しいです。売上を追求するだけでなく、実利益を追求することが必要です。

6:プライドが高い人

プライドが高いとは何か?費用管理の観点から

プライドが高い社長は、自分のイメージを保つために無駄な出費をすることがあります。しかし、それは会社の財務状況を悪化させる可能性があります。費用管理をきちんと行うことは、会社の持続的な成長のために重要です。

無駄遣いと固定費増加のリスク

無駄遣いは、会社の固定費を増やす可能性があります。固定費が増えると、利益を出すために必要な売上も増えます。その結果、利益が出にくくなり、会社の成長が阻害されることになります。

7:3期連続赤字の状態

3期連続赤字が示す危機的状況

会社が3期連続で赤字を出している場合、それは経営の危機を示しています。これは短期的な問題ではなく、経営に根深い問題が存在している可能性が高いです。

絶対に出すべき黒字とその意義

会社を健全に続けるためには、黒字化が不可欠です。黒字化は、会社が健全な経営状況を維持できていることの証明であり、また会社が成長していくためのエネルギーの源でもあります。

3. まとめ

経営者が把握すべき数字の重要性、そして1年以内に倒産する社長の兆候と対策について詳しく説明してきました。これらの知識を身につけることで、社長自身が自社の経営状況を正確に把握し、経営の危機を早期に察知し、適切な対策を講じることができるようになります。そして、それにより会社の成長と繁栄を続けることが可能となるでしょう。

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この記事を監修した人
市ノ澤 翔

市ノ澤 翔

財務コンサルタント 経営者向けセミナー講師 YouTuber

Monolith Partners代表、株式会社リーベルタッド 代表取締役、一般社団法人IAM 代表理事。
公認会計士資格を持ち世界No.1会計ファームPwCの日本法人で従事。
在職中に株式会社リーベルタッドを創業。
その後独立しMonolith Partnersを創業。中小企業経営者の夢目標を実現を財務面からサポート。
経営改善や資金繰り改善を得意としYouTubeをはじめとした各種SNSでの情報発信も積極的に行う。