2023.12.27

【コラム】全経営者注目!会社が絶対に倒産しない経営をするための方法を7つお伝えします。

経営者になっても勉強をするべきか?
結論、経営者は絶対に勉強をするべきです。特に重要なのは【財務の勉強】です。しかし、多くの経営者がこの重要性を理解していません。その結果、正しい経営判断を下せず、会社を守れない状況に陥ってしまうことがあります。
この記事では、経営者が絶対に勉強するべき内容やその理由を解説します。ぜひ参考にしていただき、正しい経営判断を下して自社を守るための対策をしてください。

なぜ経営者は勉強するべきなのか

それは以下の理由からです。

  • 経営者はプロではないため、常に学び続ける必要がある
  • 夢や目標を実現するためには、自己成長が必要
  • 従業員や家族を守るためにも、経営者自身がレベルアップする必要がある

ダメな経営者の思考とは

他責思考

他責思考とは、外部環境や他者の行動を理由にして、自身の不備を正当化しないことです。有名なコンサルタントの一倉さんも指摘しているように、経営者は会社で起こることに対して、全て責任を持つべきです。この覚悟を持つことで、景気の悪化や外部環境の変化などにも柔軟に対応し、状況を改善するための策を講じることができます。

頑固

経営理念やビジョンは変えるべきではありませんが、方法論においては柔軟であるべきです。時代や環境が変わるにつれて、古いやり方が常に効果的であるとは限りません。例えば、過去に成功した方法が現在も通用するとは限らず、時代の変化に対応するためには、新しいアプローチを取り入れる必要があります。

穴熊社長

経営者はオフィスに閉じこもらず、現場に出ていくことが求められます。これは穴熊社長として知られるパターンで、社長室に籠もってばかりいると現場の状況が見えなくなります。現場に神は宿ると言われるように、現場を直接見ることで得られる知見は多く、数字だけでなく実際の状況を理解することが重要です。これには、現場のスタッフや顧客と直接対話することが含まれます。

優柔不断

経営者として優柔不断であることは大きなデメリットです。ナポレオン・ヒル博士の著書『思考は現実化する』にもあるように、失敗する人の多くは、決断を先送りにする傾向があります。どちらの選択肢が良いか迷う場合、成功する人はとにかくすぐに決断し、失敗してもすぐに改善する姿勢を持っています。優柔不断な態度は、経営者には不向きであり、迅速な決断と行動が求められます。

データより自分の直感を信じる

例えば、書籍の出版において、表紙やタイトルの選択は売上に大きく影響します。市場調査でAパターンが好評だったとしても、自分の直感に従ってBパターンを選ぶのは、経営者として好ましくありません。データ駆動型の決断は、マーケティングの分野で特に重要であり、数値に基づく合理的な選択をすることが求められます。

最強の経営学7選

成功を目指す経営者にとって、ダメな経営者にならないための戦略は非常に重要です。経営者が取り組むべき7つの最強の経営学について紹介していきます。これらのポイントを押さえることで、経営者としての成長を促し、企業を成功へと導くことができるでしょう。

1.柔軟な思考で経営する

成功する経営者は、時代や市場の変化に柔軟に対応できる能力を持っています。このスキルは、新たなトレンドや消費者のニーズの変化をいち早くキャッチし、それに適応するために不可欠です。柔軟な思考は、計画の急な変更や方針の修正を容易にします。

たとえば、事業戦略を立てた後に市場環境が変わった場合、早期に方針を変更し、リスクを最小限に抑えることができます。このアプローチは、変化を恐れず、常に状況に適した最善の行動を取ることを意味します。

YouTube大学の中田敦彦さんが顔出しをやめてアバターでの出演を試みたものの、伸び悩んだためすぐに元に戻したように、間違った判断に気づいたら迅速に修正する必要があるのです。

経営者が柔軟性を持ち、変化を恐れず改善することが企業の長期的な成功に繋がります。

2.財務の勉強

財務の知識は経営者にとって不可欠です。数字を理解していない経営者は成功しません。
財務は企業の健全性を示す重要な指標であり、正確な財務データに基づいた意思決定は、企業の成長と安定に直結します。

経営者は、財務報告の読み方、予算の作成、投資の判断など、基本的な財務管理スキルを身につける必要があります。自分自身が財務を理解できない場合は、プロフェッショナルを右腕として迎え入れるべきです。

3.簿記/会計

簿記の知識は、経営者になるための必須スキルです。後継者教育でも、簿記の学習は基本とされています。

簿記を学ぶことで、経営者は企業の財務状況を正確に理解できます。利益、損失、資産、負債など、企業の経済的健全性を示す基本的な指標を把握することができるようになります。
そして、より効果的なビジネス上の意思決定に役立ちます。

また、企業の財務状況を把握することは、リスク管理にも重要です。経営者は、財務レポートを分析することで、潜在的な問題を早期に発見し、対策を講じることができます。

4.マーケティング

マーケティングは、どんなビジネスにも欠かせないスキルです。顧客を集め、製品やサービスを売るためには、効果的なマーケティング戦略が必要です。

多くの人が誤解しているのは、良い製品やサービスがあれば自動的に顧客が集まるということですが、これは間違いです。成功する会社は必ずしも最高の製品を作っているわけではなく、むしろ集客と営業に長けていることが多いです。例えば、優れたラーメン職人が口コミで成功するケースはあるかもしれませんが、これは稀です。

市場の動向を理解し、ターゲットオーディエンスに響くキャンペーンを設計するなど、優れたマーケティング戦略は、ブランドの認知度を高め、販売促進に直接貢献します。また、デジタルマーケティングの知識は、現代のビジネス環境において特に重要であり、オンラインでの顧客獲得とエンゲージメントの強化に役立ちます。単に良い製品を作るだけではなく、その製品を市場にどのように訴求するかにも焦点を当ててください。

このスキルを身につけることで、経営者は市場での競争優位を確立し、持続的なビジネスの成功を実現できます。

5.ブランディング

市場での差別化は、競合他社との違いを明確にし、顧客の選択肢としての価値を高めるために不可欠です。特に、同じような商品やサービスを提供する企業が多数存在する場合、価格競争に巻き込まれることは避けるべきです。

価格で大手企業と戦うのは非常に困難であり、ブランディングによって顧客に選ばれる別の理由を作り出すことが重要です。

ブランディングは、商品やサービスの独自性を際立たせ、ニッチな市場での勝負や、より高い単価の設定を可能にします。これにより、利益率を高め、マーケティングやさらなるブランディングへの投資が可能になります。

6.行動心理学

行動心理学を学ぶことで、顧客がなぜ商品を買うのか、買わないのかの理由を理解できます。これは、顧客のニーズと動機を把握し、それに応じた販売戦略を立てるのに役立ちます。

セミナーやイベントでの顧客集客を考える際も、どのようにすれば参加者を実際の購入者やビジネスパートナーに変えられるかを考える必要があります。
ただ情報を伝えるだけではなく、顧客が次の行動に移るためのきっかけを作ることが重要です。行動心理学に基づいたアプローチは、顧客の行動を促進し、結果的に売上へとつながります。

7.セールス

ブランディングやマーケティングによって多くの顧客を集客しても、セールススキルがなければ成約には至りません。顧客を引きつけても、その後のセールスプロセスで買い手に変換できなければ、投資したマーケティングの努力は無駄になります。

経営者がセールスの面で強いリーダーシップを示すことは、従業員にとって大きな刺激となります。自らが営業を率先して行うことで、従業員に営業スキルの重要性を伝え、会社全体の営業力を高めることができます。

セールススキルは実践を通じて磨かれます。市場の動向を常に把握し、最新のセールステクニックを学び、実際の営業活動で試すことが重要です。

マインドセットの重要性(特に個人事業主の場合)

マインドセットとは自身が持っている無意識の思考回路の癖のことです。
これまでの経験や教育、その時の思い、先入観などから作られていきます。

経営を成功に導くためには、適切なマインドセットの構築が不可欠です。特に個人事業主の方々にとって、この考え方は事業の成長と発展の鍵を握っています。以下に、マインドセットの重要性について説明します。

  1. 野望と目標の実現:単に家族を養うだけでなく、事業を拡大し、より大きな収益を得たいと考える場合、マインドセットは極めて重要です。社会への貢献や大きな目標を達成するためには、正しい心構えが必要です。
  2. 事業の成長への影響:マインドセットは、事業の成長に直接的な影響を与えます。成功への意欲、チャレンジ精神、持続可能な成長へのコミットメントなど、積極的な心構えが事業成功の基盤となります。
  3. 行動への影響:正しいマインドセットは、日々の行動に反映されます。目標達成に向けて積極的に行動し、挑戦を続ける姿勢が、事業を成長させる動力となります。

経営者としての覚悟

経営者という立場は、多大な努力と責任を伴います。仕事を従業員に任せて自分だけが楽をする、という考え方は経営者には不適切です。経営者は組織の中で最も多くの仕事をし、重大な決断を下す人物です。

それは、自己と組織の成長を遂げ、社会に貢献するという大きな責任と使命を負うことを意味します。この重要な役割を果たすためには、適切なマインドセットと揺るぎない覚悟が必要です。

成功への道は容易ではありませんが、その過程で得られる成長と達成感は計り知れません。最強の経営学と正しいマインドセットを持って、挑戦し続けましょう。

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この記事を監修した人
市ノ澤 翔

市ノ澤 翔

財務コンサルタント 経営者向けセミナー講師 YouTuber

Monolith Partners代表、株式会社リーベルタッド 代表取締役、一般社団法人IAM 代表理事。
公認会計士資格を持ち世界No.1会計ファームPwCの日本法人で従事。
在職中に株式会社リーベルタッドを創業。
その後独立しMonolith Partnersを創業。中小企業経営者の夢目標を実現を財務面からサポート。
経営改善や資金繰り改善を得意としYouTubeをはじめとした各種SNSでの情報発信も積極的に行う。